黒い怪物くん



グシャグシャ!


「鷹哉ぁッ…あ……ふえぇッ…」


時間掛けてセットしてもらったのに…大ちゃんに可愛いって言ってもらったのに…

私はグシャグシャにされた頭に残ったピンを泣きじゃくりながら外した。


「…小鳥?…学校着いたら治樹にやり直してもらおう?」

「ヒックッ……いい」

「………またミルクプリン買ってやるから機嫌直せよ」


私は鷹哉を睨んだ。


「プリンいらない!……鷹哉なんて大ッ嫌い!もう一生話掛けないでッ!」


今日という今日は本気で鷹哉の事は許せなかった。


昨日やり過ぎたって言ったのに…もうこの意地悪はやらないでくれると思ったのに…


私は学校まで一人で走った。