黒い怪物くん



結局いつも通り鷹哉と歩いていると、大ちゃんのお家の前に差し掛かる。


あ…またカラスいる…


カラスはまた大ちゃんのお家の庭に飛んで行って、見えなくなると同時に大ちゃんが出てきた。

ちょうどカラスもいなくなって、大ちゃんの姿が見えると急に嬉しくなった。

「大ちゃん!おはよー!」

「あ……小鳥。おはよう…髪可愛く出来てるな」

「えへへ!早く起きてお兄ちゃんにやってもらったの」

髪型気付いてもらえた!嬉しいなぁ…


「…………焼き鳥、本気にしてんじゃねぇよ!社交辞令に決まってんだろ?ほんっと…お前ガキだな?」


鷹哉は後ろから私の頭を掴んだ。


何となく鷹哉はいつも意地悪してくる時と違う様な気がした…。


「あ……鷹哉!やめて!」


すると、頭を掴んでいる鷹哉の手を大ちゃんが掴む。


「なんだよ?」

「……やめろよ…昨日やり過ぎたと思ったんだろ?」

「い、意味わかんねぇ…俺達はいつもの事なんだよ!何で仲良くなってんのか知らねぇけど、昨日初めて俺達と会った奴にはわかんねぇかもしれないけど…」