帰り道、烏山君と色々と話した。
烏山君は落ち着いてて、私が喋り過ぎちゃってもちゃんと聞いてくれて、すごく親しみやすかった。
だいぶ怖いと思わなくなってきたけど、まだなんか…
烏山…ってカラスって入った苗字で呼ぶから怖く感じちゃうのかな?
「烏山君…名前呼び方変えてもいいー?」
「…うん。いいよ?」
「じゃあ、大ちゃんって呼ぶ!」
「…クマのこともくーちゃんって呼んでたもんな。名前の頭の文字もってくるの好きなんだ?」
「芸がないって言うの!?だってあだ名とか考えるの苦手なんだもん…」
「いや…可愛いと思う」
「えぇ!大ちゃん優しいね!鷹哉だったら絶対にムカつくこと言うんだよ!」
「…本当矢嶋と仲良いよな」
「良くない!天敵だよ!中学生の時から知ってるからって私の事おもちゃみたいにして遊んで楽しんでるんだよ…もう!」
「でも…木下さん、矢嶋の事好きなんじゃないの?」
「え…………?好きじゃないよ……あ!木下さんってなんかやだ!小鳥でいいよ?」
なんでだろ…あんな事になったとはいえ、大ちゃんとはまだ会ったばっかりなのに…
鷹哉の事好きだと思われて心がズキンッとなった。
確かに中学の頃、鷹哉の事好きだった頃もあった。
あんなんだけど、お父さんが死んじゃった時すごい支えてくれたし…。
でも、結局今はあんな感じだし…鷹哉にとっては私はからかうのが面白い子くらいで、恋愛対象にはなれないような気がしてとっくに諦めている。



