黒い怪物くん




「えっと…どうやって外からの鍵開けようか?」

「……」


もうさっき抱き締められたのと、今二人きりという事実で頭がいっぱいで、何も考えられない…。


すると。烏山君は黙って窓を開けた。


そして、窓枠の上に飛び乗る。



月明りに照らされた烏山君は何となく幻想的で…今にも空を飛びそうに見えた。


烏山君は私を見てふっと笑うと、そこから飛び降りた。


「え…嘘!?烏山君ッ!」



私は驚いて急いで窓のところへと走った。



「…木下さん…木下さんも早く」

「はえ……あ!」


嘘でしょ………