黒い怪物くん





絆創膏を貼ってもらって、履き慣れたサンダルに履き替えて立ち上がる。


「歩けるか?」

「うん!ありがとう!下駄残念だけど、サンダルの方が鷹哉とのデート楽しめるね!」

「……そうだな……ん」

「ん?」



鷹哉に手を差し出される。



「手…繋いどいてやるよ…繋いでおかないとトロいからまたはぐれるだろ」

「ふふふッ!じゃあ、繋いでおいてもらうー」



手を繋いでデート再開。


夜店等を回って、色んな物いっぱい食べたりして、すごく楽しい。



「ああぁ!」

「ん?何かあったか?」



なんと、私好みの可愛い雑貨が揃っててよく利用するお店が夜店で出ていた。



「ここのすごく可愛いの!見ていい?」

「あぁ、いいよ」


夜店ではアクセサリーが中心になって売っている。


アクセサリーもすごく可愛い。



「このお花の指輪可愛い!これ買おうかなぁ…?」


私は自分の指にはめて見て、眺めていた。



「それ気に入ったのか?」

「うん!すごい可愛いー!でも…」

「すいません。これください」



鷹哉は私が持っていた指輪を指してお店の人にそう言った。



「た、鷹哉…今、お財布と相談しようと思ってたの…まだ買うの決めてないから…うぅー」



小さい声で鷹哉にそう言いながらお財布の中身を見た。


ああぁ…足りない…夜店で結構使っちゃったからなぁ…。


「このままもらっていいですか?」

「はい、値札だけ外しますねー」


お会計が進んでる!



「何してんだよ?早くそれ渡せよ」

「あの…これやっぱり…あ!」


鷹哉に奪われて、お店の人の手に渡り値札が外されてしまった。