その日の放課後の事。
教室の掃除をしていると、烏山君が教室のベランダの外に出ていたのが見えた。
大した事じゃないけど、なんとなく印象に残る。
「ゴミ捨てジャンケン!」
当番のみんなとジャンケンをする。
「はい、小鳥ちゃんよろしくー」
「うー!まただぁ!何でいつも負けるのー…」
ゴミ捨てジャンケンいつも負ける…っていうか、ジャンケンって運のはずなのにどうして全く勝てないんだろう?
ゴミ捨てに行って戻ると、教室にはもう誰もいなくなっていた。
ベランダにいた烏山君も勿論いない。
ベランダの外に何があったのかな?
少し気になってベランダに出てみると、黒い何かが落ちていた。
「……ヒャッ」
拾ってすぐに投げ捨てた。
わぁぁ!カラスの翼の羽根!近くにカラスいたらやだな…
急いで教室に入ってベランダを閉めた。
朝も羽根付いてたし…朝の羽は翼部分の羽根じゃなかったけど、いくら烏山って名前だからってカラス関連多過ぎ!
ベランダの羽根はもともと落ちてたのかもしれないけどさ…
私は先ほど拾い上げてしまった羽根を思い出してゾクリとしてしまった。
もう忘れよ…
手を洗って、手芸部の部室に向かう。



