黒い怪物くん




木の上に止まると、大悟が登って来て俺の隣に座った。



「かーちゃん!あの女の子にごめんなさいした?」

「…言ってもわかんないよ。近くにいるだけで怖がられるだろうし」

「女の子に怪我させたらいけないんだよ!」

「分かってるよ…いつか、どうにかして謝る」

「うん!約束だよ!……あー!かーちゃんといっぱい走り回れて楽しかったぁ…木登りも初めてしたよ」

「……俺も楽しかった。大悟…2年前俺の事見つけてくれてありがとな」

「かーちゃんが元気になって良かった。僕もかーちゃんがいてくれて楽しかったよ…ありがとう」

「……大悟!俺あの子に必ず謝るから!だから…」





俺が言い終わる前に、大悟は笑って……






姿を消した。