黒い怪物くん





俺は最後まで病室を見つめていた。



「………かーちゃん」



その声ハッとする。



止まっている木の下を見ると、そこには黒いパーカーを着た大悟が立っていた。



「かーちゃん来てたんだね」

「大悟……あぁ…しばらく姿見せないと思ったら……」

「かーちゃん話せるんだ!初めてかーちゃんと喋った!」

「まぁ…普通の人間だったら俺とは話せないけどな」




今話している大悟は大悟の魂だ。




「そっか!かーちゃん、最後に公園で一緒に遊ぼ?」

「そうだな…今まで出来なかったけど公園まで競争するか」

「うん!負けないよ!」



俺達は夢中になって公園に向かった。