鷹哉はいつもお昼はお兄ちゃんのクラスで食べていて、同じクラスになってからは食べ終わるとすぐに教室に戻ってきて私と彩美ちゃんがいる席にやって来る。
「もうしつこいの!ムカつくから来ないでよ」
すると、鷹哉は黙って私の机に私の大好きなミルクプリンをポンと置いた。
いつもお小遣いをもらった日だけしか食べられないデザート!
「あああぁ!これは……ミ、ミ…ミルクプリン…」
「……さっきはやり過ぎた」
「それじゃあ…これ私が食べて良いのですか?」
「ああ」
「ありがとぉぉ!」
「小鳥良かったねぇ!それじゃ、彩美はドロンしますわよ~」
彩美ちゃんはそう言って、私の頭をポンポンと撫でると彼氏のところへ行ってしまった。
「あれ?鷹哉ぁ、スプーンはー?」
「知らねぇ…そのくらい自分で考えて食べろよ」
少しは見直したのに!ミルクプリンくれたのは良いけど、やっぱりムカつく!
「お箸で食べるもん」
「食えば?」
お箸で食べるけど、食べにくい!
「時間掛かり過ぎだな。烏山に学校案内するんじゃなかっけー?」
「あぁ!そうだ!早く案内しにいかないと!」
「俺が行くから焼き鳥は一生ミルクプリン食ってろよ」
鷹哉はそう言って烏山君の席に行ってしまった。
私が華麗に案内してる姿を色んな人に見てもらって女子力高い所を見せようと思ってたのに…なんで鷹哉が邪魔するの!?
急いでミルクプリン食べて、二人を追い掛けた。
せっかくのミルクプリンなのに…



