お母さんが持ってきた体温計を脇に挟んで体温を確認すると、
「38.7℃ね。学校はお休みしなさい。ゆっくり休むのよ?お母さん仕事だけど大丈夫かしら?」
「うん...ゴホッ」
机のところにスポーツドリンクとゼリーが置かれる。
「ごはんは食べれるかしら...キッチンに何かあると思うかは食べれそうなら食べるのよ?」
お母さんは支度をして、家を出た。
お母さんは朝から夜遅くまで働いてる。
体調を崩して1日中1人は何だか心細かった。
枕元のクマのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。
そういえばこれは優人が私の6歳の誕生日の時にくれたんだっけ。
そう考えていれば夢の中に入っていった。

