次の日私は昨日の出来事を愛菜に言った。
言うべきだと思ったからだ。

すると愛菜は
「ちょ、...急展開すぎない!?!?でもおめでとう!凜が幸せそうだから良かった!私も幸せだよ。」

「ありがとう。愛菜がいないとダメだったかも。ほんとに感謝してるよ。大好き。」

「んなこと言わないでよ!恥ずかしいじゃん!それにだ、大好きだなんて!あの運転手に嫉妬されちゃう!!!」

愛菜はわかり易く照れる。そんな愛菜が可愛かった。

「ところでもう済んだの...?」
愛菜がニヤニヤしながら聞いてきた。

「なにを...?」
(また良からぬことを言うんじゃ...)

「ハグ!手を繋ぐ!キスっ!そして...セ」

「ストーーーーーップ!」
慌てて愛菜の口を塞ぐ。

「し、してないよ!まぁハグくらいは...」
そう言って、両手で顔を隠す

「ひえーー!惚気だ!」

「...えへへ でもそんなカップルらしい事は出来なくて、なんせ会えないし。」

「まぁ、そうだよね~、、ん?それは近場で会うとバレるからってこと?」

「ま、まぁそう...だね。」

「じゃあ、遠出すりゃあイイじゃん!旅行だよ!旅行」

「ムリムリムリムリ!いきなり遠出とかハードル高すぎるよ...」

「ちょっとスマホ貸して。凜、運転手の連絡先くらい持ってるよね...」


「うん、昨日交換したよ。」
カチカチカチ
愛菜が何かを打っている

(まさか...)

ピロリロリーン♪

「送っちゃった♡」
(そのまさかだった)

「え...」

愛菜が持っているのは私のスマホ...
その画面には...
《今度遠出でもしませんか♡》
とあった。