十和の唇が触れた首筋。
熱くてくすぐったくて、
恥ずかしくて心地いい。
たかが首筋へのキスで、こんなふうになってしまうなら、本当のキスはどうだろう。
もう平静を装うのは不可能だろうな……なんて、有りもしない事を考えてみたり。
『海の家、到ちゃーく!』
無邪気な笑顔を見せる十和の顔を真っ直ぐ見れない私。
相当、奴にやられてる。
支配されてるよ、きっと。
『自販機で何か買ってくるよ。 アユは座ってて!』
そう私に言うと十和は少し離れた場所にある自販機へと走っていった。
十和の背中を見送り、石の階段に腰を下ろす。
目を閉じると波音がより澄んで聞こえた。
さっきまでうるさかった心臓の音も、今はもう聞こえない。
そういえば、パパ達と行った海も、こうして階段があったな。
白い砂浜が広がって、賑やかな海の家があって、
そう。
まるで今、十和の向かった海の家のような……
『え……?』
「ような」じゃない。
同じ景色。
同じ階段。
同じ海の家。
あの日と同じ、青空だ。
幼い頃に訪れた事のある海は、この場所だったんだ。
嘘みたい。
確かに来たいって思ってたけど、本当に来れるとは思ってなかった。
十和が連れてきてくれた。
ただの偶然?
それとも必然?
馬鹿みたいだけど、
運命ってやつなのかな?って思った。
熱くてくすぐったくて、
恥ずかしくて心地いい。
たかが首筋へのキスで、こんなふうになってしまうなら、本当のキスはどうだろう。
もう平静を装うのは不可能だろうな……なんて、有りもしない事を考えてみたり。
『海の家、到ちゃーく!』
無邪気な笑顔を見せる十和の顔を真っ直ぐ見れない私。
相当、奴にやられてる。
支配されてるよ、きっと。
『自販機で何か買ってくるよ。 アユは座ってて!』
そう私に言うと十和は少し離れた場所にある自販機へと走っていった。
十和の背中を見送り、石の階段に腰を下ろす。
目を閉じると波音がより澄んで聞こえた。
さっきまでうるさかった心臓の音も、今はもう聞こえない。
そういえば、パパ達と行った海も、こうして階段があったな。
白い砂浜が広がって、賑やかな海の家があって、
そう。
まるで今、十和の向かった海の家のような……
『え……?』
「ような」じゃない。
同じ景色。
同じ階段。
同じ海の家。
あの日と同じ、青空だ。
幼い頃に訪れた事のある海は、この場所だったんだ。
嘘みたい。
確かに来たいって思ってたけど、本当に来れるとは思ってなかった。
十和が連れてきてくれた。
ただの偶然?
それとも必然?
馬鹿みたいだけど、
運命ってやつなのかな?って思った。

