私は何を思った?
十和に「マジになれ」と?
馬鹿じゃん私。
本気になられたら面倒じゃん。
どうせ恋人になれないし。
住む世界が違うんだから……
『晴れてよかったねー。 前回は散々だったしさ』
十和はそう言って、にっこりと微笑む。
男のくせに、なんて可愛い笑顔なんだろう。
綺麗な顔してるから、腕だって痩せて、細いイメージがあったのに。
でもこうして組んでみると、思ったより筋肉あるんだ。
骨もしっかりしてて、結構硬い。
男、なんだよなぁ……
『アユ、見てみて』
と突然、十和は私の肩を引き寄せる。
グッと掴まれた肩が熱くて、何だか気恥ずかしかった。
『ここから写メ撮ったんだよ』
顔を上げるとそこには一面の青。
さっきの場所にはあった水平線上の島も、ここにはない。
ここだけが空と海の分かれ目がハッキリと見えた。
丸みを帯びた一本の線が2つを区切る。
あの先が見えない事で、本当に地球は丸いんだと実感した。
『綺麗…… こんな綺麗な空、初めて見た』
それ以上、何も言葉に出せないくらい魅入ってしまう。
鮮やかな空。
透き通る海。
時折流れる白い雲。
足元は輝く砂浜が広がる。
知らなかった。
世界はこんなにも色で溢れていたんだ。
『空だけじゃない。 海も山も人も、全部綺麗だよ?』
十和は笑う。
私のあまりの無知さに。
狡いよ。
十和は何でも知ってる。
空も海も山も。
私に無いもの、何でも持ってる。
狡くて、そして羨ましい。
『連れてってよ…… 他のとこもいっぱい』
十和といれば、私も綺麗になれたような気がするんだ。
汚い事を忘れられるの。
『ヤバイね、本当…… そんな可愛い事言われたら、心臓もたない』
私を閉じ込めた温かい腕の中。
自分のものと十和のもの。
2つの鼓動が騒いでた。
十和に「マジになれ」と?
馬鹿じゃん私。
本気になられたら面倒じゃん。
どうせ恋人になれないし。
住む世界が違うんだから……
『晴れてよかったねー。 前回は散々だったしさ』
十和はそう言って、にっこりと微笑む。
男のくせに、なんて可愛い笑顔なんだろう。
綺麗な顔してるから、腕だって痩せて、細いイメージがあったのに。
でもこうして組んでみると、思ったより筋肉あるんだ。
骨もしっかりしてて、結構硬い。
男、なんだよなぁ……
『アユ、見てみて』
と突然、十和は私の肩を引き寄せる。
グッと掴まれた肩が熱くて、何だか気恥ずかしかった。
『ここから写メ撮ったんだよ』
顔を上げるとそこには一面の青。
さっきの場所にはあった水平線上の島も、ここにはない。
ここだけが空と海の分かれ目がハッキリと見えた。
丸みを帯びた一本の線が2つを区切る。
あの先が見えない事で、本当に地球は丸いんだと実感した。
『綺麗…… こんな綺麗な空、初めて見た』
それ以上、何も言葉に出せないくらい魅入ってしまう。
鮮やかな空。
透き通る海。
時折流れる白い雲。
足元は輝く砂浜が広がる。
知らなかった。
世界はこんなにも色で溢れていたんだ。
『空だけじゃない。 海も山も人も、全部綺麗だよ?』
十和は笑う。
私のあまりの無知さに。
狡いよ。
十和は何でも知ってる。
空も海も山も。
私に無いもの、何でも持ってる。
狡くて、そして羨ましい。
『連れてってよ…… 他のとこもいっぱい』
十和といれば、私も綺麗になれたような気がするんだ。
汚い事を忘れられるの。
『ヤバイね、本当…… そんな可愛い事言われたら、心臓もたない』
私を閉じ込めた温かい腕の中。
自分のものと十和のもの。
2つの鼓動が騒いでた。

