眩しい朝日。
あまりの眩しさに目が潰れそうになり、急いでカーテンを閉める。
モグラかよ、私。
朝一番にもらった十和からのメール。
内容はお迎えの時間と行き先だけ。
素っ気ないメールに、何故か苛々する自分がいた。
「自分から誘ったくせに」なんて拗(ス)ねちゃってるなんて。
意味不明すぎ。
午前9時。
十和が来るまで後30分。
シャワーは浴びたし、メイクもした。
後は着替えて待つだけ。
だけど服が決まらなくって困ってる。
ロンTにジーパン。
これは流石に女としてどうだろう。
ってか前回もそんな格好だった気が……
せめて下くらいスカートにしておく?
十和は、どんなのが喜ぶだろう。
やっぱ、この間のカタログのワンピースを買えばよかったかも。
『って、あいつの好みなんて関係ないじゃん……』
矛盾だらけの服装選び。
出掛けるのって、結構疲れるよ……
9時30分。
アパートの駐車場の輪止めに腰を下ろし、十和を待った。
せっかくのヒラミニスカート。
だけど恥ずかしくて中にレギンスを履いてしまった。
ミニスカより下着姿のが恥ずかしくないなんて、
私、感覚がかなり変だよ。
『おはよ、待たせちゃった?』
駐車場に来て、5分も経たないうちに十和はやってきた。
今日はまた綺麗めに紫を基調としたファッションだ。
またイメージ違い。
大人っぽかったりカジュアルだったり……
十和は、会う度に姿を変える。
まるで毎日色を変える空のように、十和のイメージは定まらない。
だからだろうか。
十和に会うのが次第に楽しみだと思えるようになってきた。
次はどんな姿だろう。
どんな顔を見せるのだろう。
段々と段々と、
十和を想う時が増えてきた。

