1話 咲耶姫
私は紫月咲耶!中学1年生。
名前の由来から、木花咲耶姫が大好き!!
そんな私の物語。ご覧あれ。
「あら咲耶の友達?」
「はい、これを咲耶の机に置いててくだ
さい、お願いします!」
「あがっていかないの??」
「あっ、はい、では!」
・
・
・
「はぁ、ばれなかった。あがってきてね。
まってるわ。咲耶。」
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「ママ、おはよう!」
「おはよう!朝ごはんできてるわよ~!!」
「はーい」
グシャッ!
(やばっ、なんか、グシャグシャにした!)
カサカサ、カサカサ
「?…これママのー?」
「なにそれあなたの友達からよ!
フードかぶってて顔見えなかったけど
可愛らしい子だったわよ!」
「ふーん。」
「…東京スパラダ3階?行けばいいのかな?
第2の咲耶姫?9時までに…9時!?」
「ママ!今何時???」
「8時30分…すぎよー」
「やば!!いってきまーす!」
(へっへっへー足には自信があるのだ♪)
「ッついた…はぁはぁはぁ」
エレベーターに飛び乗る。
ピン3階です
ガチャ
「えっ、人、、多い!!!
あの、何ですかこの集まり」
「えっ、あなたそれ知らないで何しに
来たのよ!オーディションよ!」
(オ、オーディション??)
「さぁ皆さんお待たせしました!!
オーディションを始めます!!まず、
皆さんお手にエントリーNo.カードが
ありますよね??その順番通りに
チラシに書いてあった、咲耶姫の演技
をしてもらいます。」
(エントリーNo.17…結構早いな。
咲耶姫の演技!咲耶姫なら譲れないね。)
「では、エントリーNo.1番のかた!
どうぞ!!」
「まぁ、美しい、とても美しいですわ。」
(違う。咲耶姫は、そんな気取ってない。
可愛い子だけど。)
「次のかた!どうぞ!」
「あなた、みて、綺麗な月よ。」
(昔の人なのにあなた!?ありえない!)
どんどん進み次は私ー
「エントリーNo.17番のかた!」
「はい!」