もう!!


志帆なんて知らない!


あたしの目の前には、ポテトの山


「おいおい・・・食いすぎだって~の!」


「何よ!俊には、分かんないから」

あたしに珍しく付き合わされてるのは、
幼なじみの俊。

「いや・・・ほら、志帆ちゃんだって、言いたくて言えない事情あったんだろう?」

言いたくて言えない??

「だって、オレは学校が違うけどさ。

それでも隣の高校にイケメンがいるらしいって、女子共が騒いでるんだぜ?

ちょっと前まで、オレにキャーキャー言ってた女子がだぜ?

そんな奴が、更にあのシモンドの社長だなんて。

オレがその立場なら、うっとおしくて仕方ないと思うぜ?」


確かに、何気に俊ってモテるんだよね。

あたしからすれば、何で?

って思うんだけど。

じゃあ、志帆は坂上君に口止めされていたっていう事?


「そもそも、何で今なのよ。行方くらましておいて、突然現れたと思ったらさ~。」

「世界を相手にしてる社長だろ?
いろいろあんじゃね?」

いろいろあっても、連絡位出来るでしょうに!


あーもー!!