君を好きになってもいいですか?



──5月上旬──…


「おはよう、悠真!」

「あぁ、おはよう美晴。」

あの出会いから1ヶ月。
私増田 美晴(ますだ みはる)と彼こと町田 悠真(まちだ ゆうま)は親友と呼べる仲になっていた。


入学式の日はまさか彼と同じクラスになるなんて夢にも思っていなかったけれど、出席番号が前後ってことも相まって仲良くなるのに時間はかからなかった。


「おっ悠真に美晴! 今日も早いなお前ら。」


「あっくん!おはよ~」


元気な声で話しかけてきたのは同じく親友と呼べる仲の高木 晶(たかぎ あきら)君。


私はあっくんってよんでる。
あっくんは悠真の中学の時からの友達なんだ。


自慢の友達なんだァ…えへへっ
なんて言ったって二人とも優しいしカッコイイし嫌って言うほどモテるしっ!