君を好きになってもいいですか?




「野球、もう好きじゃないよ。」


え…? 固まっている私の耳にそんな言葉が入り込んできた。


「えっ…?」


じゃあなんで見ていたんだろうかって疑問に思ったけれど私が聞いていいのか分からないから聞くに聞けない。


「じゃあ、俺は…」


そう言って立ち去ろうとする。

彼の言葉が気になったのか探していたからなのか気がつけば私は

「あのっ!」

彼に声をかけていた。