女総長は変装中

「なあなあ、最近黒龍って暴れてへんのやろ?」


確かに噂は聞かない。

喧嘩の機会が無いだけかもしれないけど。


『平和ならいいんじゃない?無理して喧嘩する必要ないし』


「まあそれもそうやな!」


『そんなことより涼介、パトロールはちゃんとしなよ』

「ちゃんとやってるわ!」


「えー?ほんとにやってるの?」

「詩織!やってるって!」


この2人は喧嘩し始めるとすごく長い。

『わかったから。今日は帰るね』


「もう帰っちゃうの!?」

『うん、顔出しに来ただけだし』


もっといたいけど、今日は帰って寝たい。


「そっか、また来てね!」


いつも優しいな詩織は。



「んじゃあ俺送るわ!」

『いいよ、バイクあるから』


男に送ってもらうほど私はやわじゃないし。

「ついでにパトロールもするねん!」

『そ、じゃあ一緒に行こっか』




私と涼介は倉庫をあとにする。




何分かして、私達はマンションの前についた。


『ありがと』

「おう!じゃあな!」

『うん、気をつけてね』

「まかしとけ」


私たちは手を振ってわかれた。