真っ赤になる顔に、唇を寄せて、そっとキスをした。
「よくできたな、秋冬。そうやって、恋愛ぐらいはうまくやれよ」
口にして、
「……この店は、おまえの手で大きくしてみろよ。どうせなら、支店を出せるようにもなって、彼女を幸せにしてやれ」
と、笑顔を向けられた。
「……ありがとう、ハル」
「……僕の大事なアキを、奪われるのは惜しいが……、ずっとそばに、いてやってくれよな…」
言う春夏に、冬美さんがにっこりと微笑んだ。
……僕と、ハルと、そして彼女と、
僕らの関係は、ずっとこれからも、こんな風に優しいバランスを保ちながら、続いていくのに違いなかった……。
終わり


