ヘリポートに上がると、 「…じゃあ、行こうか?」 春夏さんが、ヘリコプターの操縦席に乗り込んで、 「…操縦士は、いないんですか?」 秋冬さんが訊ねる。 「ああ…通勤には操縦士を雇っているが、今はプライベートだからな。僕が操縦する」 「……操縦できたんですか?」 「ああ、少し前に自家用のライセンスは取ったから、問題ない」 言いながら、操縦桿を握って、 「おまえたちも、早く乗れ」 と、促される。 後部座席に2人で座って、助手席には女性が座った。