「本当に大丈夫ですから、」


そう言って喫煙室のドアに手をかける。
逃げたい、この真剣な瞳から。


『これ、あげる』

「え、これ」

『絆創膏。』

「、ありがとうございます」


ぺこりと頭を下げて
私は喫煙室を後にした。