ーーわたしは、愛されたい。


午前2時。
静かな部屋の冷たい空気に耐えられず、重い口をひらく。


「今日はキスしてくれないの?」

「、俺じゃなくてもいいんだろ」

「何が言いたいのよ、」

「“浮気”したよな?」


いつもは優しいその瞳が、
ジロリとこちらを見た。