「今日は我儘たくさんいって、勝手なことして、迷惑かけてごめんね。」
「お前なんか言われただろ。他人の声じゃなくて、俺らの声を信じろよ?不安になったら直接聞けばいいだろ?」
千賀くんは眉を下げながら笑って頭をポンと撫でてくれる。
「あ、ありがとう。また明日ね!」
家の前で千賀くんと別れた。
家に帰り携帯をみるとなっちゃんと祐一くんから着信がたくさん入ってる。
「もしもし、なっちゃん?」
「愛理ー?大丈夫?王子から聞いたよ!体調悪くなっちゃたんでしょ?気付かなくてごめんね!」
「私こそ、連絡せずに帰っちゃってごめんね。」
「いいのいいの!球技大会は野球とバレーが負けて3位だったよ!今日はゆっくり休んでまた明日ね!これそう?」
「大丈夫だよー!明日は元気に行くね!」
千賀くんがうまいこと言ってくれたみたい。
私友達はほんとに優しさで溢れてる。