「愛理。はぁ、やっとみつけた。」
千賀くんが探してくれてたみたい。
「あ、なっちゃん勝ったよ!かっこよかったね!千賀くんもおめでとう。」
がんばって笑った。
「お前どーしたの?なんでそんな顔してんの?」
千賀くんが私の顔に手を添え上を向かせる。
「ちょっ「きゃー!王子を川島さんがたぶらかしてるわ!」
一気に注目されてしまった。
「ごめんなさい」
咄嗟に謝って千賀くんを振り切って更衣室まで走った。もう今日は帰ろう。
なっちゃんにはメールしとこう。
制服に着替えてカバンを取りに教室へ行くと、千賀くんが席に座っていた。
