ぽっちゃり姫とイケメン王子様


「キッチンが良い人ー!」

私はそっと手を挙げた。メイド服なんて絶対無理だ。だいたい半々くらいかな?

「王子も川島さんも、お願いだからホールにしてくれ!収益はクラス費になるんだ!」


クラスからの熱い視線が集まる。

「私なんかがメイドだと、逆に収益には繋がらないかと思います。」

どんどん声は小さくなっていってしまう。


「そんな心配なら大丈夫だ!俺らは川島のメイドも見たい!な、みんなのために頼む!!!」

クラスメートにそう頼まれると断りにくい。


気づいたら頷いていた。


千賀くんも「わかった。」としぶしぶ答えていた。