ぽっちゃり姫とイケメン王子様


「愛理、お前とりあえず飛んだら跳ねたりすんな。」

あ、デブが飛んだり跳ねたりしたら見苦しいしいよね。床抜けそうだったかな。直接デブって言わなくても思ってるよね。


「あ、ごめんね。気をつける。」


無理矢理笑顔をつくり、そう答えるのが精一杯だ。千賀くんがいくら優しいからって心の中迄はわからないし。


「?!愛理?」


千賀くんが心配そうに聞いて来る。大丈夫、これくらい慣れっこだもん。


「なんでもない。私、先生に呼ばれてたんだ。先に行くね。」


逃げるようにその場を去ってしまった。


「大輔、お前言葉足らずだぞ。川島勘違いしてると思う。」

「ストレートに言えるわけねーだろ。」


「千賀くんが言いたかったこたはなんとなくわかるんだけど、愛理は違う風に受け取ってると思うの。愛理体型のことで男子にからかわれたりしてたの。だからちゃんと説明してあげて?」


「わり、俺いってくるわ。」