「なっちゃん、後でちゃんと話すから、席に行こう。」
「よくわかんないけど、そうしようか。愛理、ちゃんと話すのよ。」
ニヤリと笑うなっちゃんは可愛い。
私達は窓際の1番後ろの席へ着く。
「大輔〜!昨日は送り狼にならなかったか?川島さん大丈夫?ちゃんと帰れた?」
朝から爆弾を落として来る祐一くん。
「俺、無理矢理とか好きじゃないから。祐一はそういうの趣味?」
ニヤッと笑う千賀くん。
あれ、昨日も大輔って呼んでたよね?今も祐一って呼んでるし。
「2人はもともと友達なの?」
「気になる〜?教えてあげようかな?どうしようかな?」
祐一くんは笑顔で意地悪言ってくる。
「祐一早く教えなさい!愛理を茶化さないで。」
なっちゃんがビシッと言ってくれる。
「幼馴染ってゆーやつ?」
「ま、そんなところ」
転校先に幼馴染みがいるなんて心強いよね。