「わたしの家ここなの。」 千賀くんをみると、驚いたように目を大きくしてる。 「どうしたの?」 「俺の家隣なんだけど。」 「え、そうなの?お隣さんなんだね。よろしくね。」 びっくりしすぎてぎこちなく挨拶してしまった。 「迎え行く手間が省けたな。明日朝ここでまってるから。」 ニカッと笑う顔が爽やかだ。 「私、1人でいけるから大丈夫だよ?」 「いいから。じゃ、明日な。」 一方的に言われ千賀くんは隣の家へ帰っていった。