もう1度俺を「俊」って呼んで?


好き、大好きだよ。


荒木の言った通り、俺、逃げてた。


でも、もう逃げないから。


嫉妬が理由で別れることなんてできないくらい好きなんだ。


そんな軽い気持ちで好きになったんじゃない。


その時、ようやく愛ちゃんの家の前に着いた。


俺は息を整え、インターホンを押した。