「観覧車に乗りたい...。」

そこで私は颯斗に別れを告げるつもり。

舞が大賛成。
「もちろんいいよっ。アレ恋愛のやつだよね?一番上でキスしたら結ばれるやつ。」

し、しらなかった。

「私祐太くんとだしっ。」

そういって祐太の腕をつかむ。

「祐太君っ。行こうっ」
「あ、ああ。」
祐太の戸惑う返事。

嫌だっ。

舞と祐太が、キス!?

嫌だ。

「美玲。俺達も行こう。 」

颯斗の低い声。

そうだった…。

私には私の責任がある。しっかりしなきゃ…

「うん。行こっか。 」

私は勇気を出して一歩進む。