好きなのはお前だけ。

え?
なんて言ったの?
「俺、美玲が好きだから」
カムバックされる記憶。
途端に美玲は真っ赤になった。

「え、どういうことーー………」
途端に唇を、塞がれた。
甘くて濃厚なキス。
「んっ………んんっ」
と、思ったら強引なキス。
舌を激しく入れてきて空気が吸えない…
「んっんっ………やめっ………」
それでも離してくれない。
唇が、重なり合いもう全てなくなっちゃいそう……

三十分もたっただろうか。
祐太は唇を離した。

そして…

「俺だけを見ていろ。」
「え……………………」
「強引なことしてごめん。でも本気だから。返事は後でいいから。 」
そういって祐太は帰っていった。


私…今何されたの?

颯斗以外の他人とキスしちゃったんだ…
そう思ったら涙が流れてきた。

どう…………して?
祐太は幼馴染みとして好きだった。
なんでこの関係を壊すようなことするの?
私に彼氏がいるって知ってながらキスするの?
私は一晩中泣いた。






このことを颯斗が見ていたなんて私はこの時全く思っていなかった。