好きなのはお前だけ。

帰り道。
祐太と他愛のない話をしながら帰っていた。
すると祐太がいきなり
「お前、颯斗のことが好きなのか?」
と聞いてきた。
「当たり前じゃん。彼氏なんだから。」
普通そうだよね?
あのーー。
なのに何で、祐太さんは
コワーイ顔をしているのでしょうか?
「おれ……て……な…」
「なに?祐太。聞こえないよ。」
すると祐太は、私を強引に壁に押し付けた。
これは…壁ドン?
ど、ど、ど、どうして?
何がどうなってこうなったの?
すると祐太は蜜より甘い声で、

「俺、美玲が好きだから。」