好きなのはお前だけ。


「颯斗っ 」

美玲は颯斗をWデートに誘おうと声をかけた。

「美玲?どうしたの?」
優しい微笑み。

これだけで、キュンとしちゃうのは、仲直りしたばかりだから?

「あの…今週の日曜日にだ、Wデートしない?」

「Wデート?俺はいいけど、Wってことはもう1組カップルがいるってこと?」

「あ、うん。えーと」

い、言いづらい…

「?」

「祐太と舞なんだけど……」

颯斗の目が真ん丸になる。

「祐太って...美玲とキスしてた...。舞ちゃんって美玲の友達だよね?祐太と舞ちゃんってそーゆー関係なの?」

「ち、ちがくて…舞と祐太はカップルじゃない…。それに祐太は私のことが好…。」

そこまで言いかけたけど、恥ずかしくてやめた。

「まとめると、祐太と舞ちゃんはカレカノじゃない。けど俺達のためにデートとして行く?」

「う、うん。か、可愛い格好してくるからっ」

颯斗は顔を真っ赤にさせて言った。

「ほかの男に可愛い姿見せんなよ。しかも美玲が好きって言ってる男だぞ…」