好きなのはお前だけ。





祐太のバカ。

祐太のバカ。

「どうして、全部壊れちゃうの?」

幼馴染みの関係も

颯斗との関係も

「しょうがないよ。恋ってそんなもんだもん。」

美玲が慌てて振り向くと舞がいた。

「美玲も、私のこと忘れてたでしょ? 」
舞は意地悪く微笑む。

「あ………ゴメン。」

「いーよ。そんなことより…」

「舞っ…私どうなっちゃうのかなぁ?」

「早風くんが、まだ好きなの?」

「好き」

「あんな事されたのに?」

それは、勿論ショックだった。
でも……

「愛の気持ちって、そのくらいじゃかわらないと思う。」

「じゃあ話し合えば?」

「無理だよ。あんな事見た後で... 」

「じゃあさ、デートしたら?」

え?どうして?
デートがなんで出てくるの?


「二人っきりなんて無理。」

「Wデートは?」

ああ。Wデート。

Wデート……!?

「だ、だ、誰と?」

「美玲と早風くん、私、後..……椿くんっ! 」

「祐太!?!? 」

「それ、ナイスアイデア!自分で言うのもなだけど?(笑)じゃ、詳しく決まったら教えるから、椿くん誘っといてね?誘っとかないと…?分かる?」

舞は悪魔のようなほほえみを浮かべていなくなってしまった。