どうやら、あたしに友達を作るのは難しいらしい。
入学式では、あれだけ友達を作ろうと意気込んでいたのに。
今日で入学式から3日たった。
周りはもうすでに仲のいい子たちで集まった女子集団がいくつかある。
思い返せば、あたしは、みんなよりメイク派手だし、昨日遅刻したし、学校でも寝てたし…
今日はなんとか遅刻せずにきた。
だって、朝からあっくん見たいじゃん?
しかもしかも、あっくんのお弁当作るって約束しちゃったし??
今日の朝は張り切って超早起きして、パパのお弁当もそこそこに、あっくんのを超気合い入れて作ったんだぁ〜♡
パパは、「俺のはそんな豪華じゃないのに…」だがなんだかぶつぶつ言ってたけど無視笑笑
あっくんのために、昨日は、栄養のあるものとかいっぱい調べた!!
はぁ〜、喜んでもらえるかなぁ♪
そんなこんなで、もうお昼。
「あっくん♪はい、これ!」
「あ、さんきゅ」
お、お礼言ってくれた!!
あのクールなあっくんが!
作った甲斐があったよぉ〜
「どういたしまして♡」
あっくんは、隣で律儀に「いただきます」まで言って食べてくれた。
あたしもお弁当を広げて食べ始める。
すると、そこへ、なんか、可愛い子1人と下手なメイクの女子2人の3人組がツカツカとあたしの前へ現れた。
「ちょっと西崎さん?」
「ん?なぁに♡」
ハートマーク付きで返してみた。
「ちょっと来てくれるかしら??」
うぉ、定番のお呼び出しってヤツ?
「うん、いいよ♡」
てか、誰だよお前らって感じ♡
連れてこられたのは人気のない階段。
まぁ、定番のお呼び出しスポットベスト3には、入るかな〜
「単刀直入に言うけど、暁人くんに気安く喋りかけないでくれない?」
左の取り巻きAが言ってきた。
「えぇ?なんでぇ〜?」
「あのねぇ、リカは中学んときから、暁人くんのことが好きなの!」
今度は右の取り巻きBが言ってきた。
どうやら、リカちゃんは真ん中の子らしい。
「えーと、リカちゃんはぁ、あっくんの彼女サンなのぉ〜?」
聞いてみる。
すると、リカちゃんは、顔を真っ赤にして、
「違う、けど!でも好きなの!」
「違うならぁ〜、別にあたしが狙っても良くない?あ、もしかして自信ないとか?」
取り巻きたちの目が釣り上がる。
やばい、火に油を注いじゃったみたい。
「ブスのくせに調子乗ってんじゃねぇよ」
バシッ
「ったぁ〜」
取り巻きAに叩かれた…
つか、お前らのがブスだろ…
「これに懲りたら、もう暁人くんに近づかないでね!今度はもっとひどいことするから!」
と言い残して、どこかへ行ってしまった。
いや、別に懲りてないし…
叩かれてジンジンするほっぺをさする。
ピリッとした痛みがする。
近くのトイレに入って鏡を見ると、切れてた。
最悪〜、取り巻きAの爪、魔女並みに長かったからな〜
あたしは、メイクは派手だけど、料理をするからネイルはしない。ネイルするとお米研げないし。
とりあえず、教室に戻った。
席に着く。
「おい、あ、これ、弁当箱洗って返した方がいい?」
あっくんだぁ〜♡
「あ〜、そんなん全然気にしなくていいよぉ〜♡」
あたしは、あっくんから弁当箱を受け取ると鞄にしまった。
「おい、おまえ、その傷…」
「あぁ〜、これぇ?だいじょーぶだいじょーぶ〜心配してくれるだなんて、やっぱあっくん優しい〜♡」
さっきまでイラついてた気持ちがどんどん晴れていく。
「まぁ、大丈夫ならいいけど。」
ほんとは、さっきちょっと怖かったって言うのは内緒にしとこ。
入学式では、あれだけ友達を作ろうと意気込んでいたのに。
今日で入学式から3日たった。
周りはもうすでに仲のいい子たちで集まった女子集団がいくつかある。
思い返せば、あたしは、みんなよりメイク派手だし、昨日遅刻したし、学校でも寝てたし…
今日はなんとか遅刻せずにきた。
だって、朝からあっくん見たいじゃん?
しかもしかも、あっくんのお弁当作るって約束しちゃったし??
今日の朝は張り切って超早起きして、パパのお弁当もそこそこに、あっくんのを超気合い入れて作ったんだぁ〜♡
パパは、「俺のはそんな豪華じゃないのに…」だがなんだかぶつぶつ言ってたけど無視笑笑
あっくんのために、昨日は、栄養のあるものとかいっぱい調べた!!
はぁ〜、喜んでもらえるかなぁ♪
そんなこんなで、もうお昼。
「あっくん♪はい、これ!」
「あ、さんきゅ」
お、お礼言ってくれた!!
あのクールなあっくんが!
作った甲斐があったよぉ〜
「どういたしまして♡」
あっくんは、隣で律儀に「いただきます」まで言って食べてくれた。
あたしもお弁当を広げて食べ始める。
すると、そこへ、なんか、可愛い子1人と下手なメイクの女子2人の3人組がツカツカとあたしの前へ現れた。
「ちょっと西崎さん?」
「ん?なぁに♡」
ハートマーク付きで返してみた。
「ちょっと来てくれるかしら??」
うぉ、定番のお呼び出しってヤツ?
「うん、いいよ♡」
てか、誰だよお前らって感じ♡
連れてこられたのは人気のない階段。
まぁ、定番のお呼び出しスポットベスト3には、入るかな〜
「単刀直入に言うけど、暁人くんに気安く喋りかけないでくれない?」
左の取り巻きAが言ってきた。
「えぇ?なんでぇ〜?」
「あのねぇ、リカは中学んときから、暁人くんのことが好きなの!」
今度は右の取り巻きBが言ってきた。
どうやら、リカちゃんは真ん中の子らしい。
「えーと、リカちゃんはぁ、あっくんの彼女サンなのぉ〜?」
聞いてみる。
すると、リカちゃんは、顔を真っ赤にして、
「違う、けど!でも好きなの!」
「違うならぁ〜、別にあたしが狙っても良くない?あ、もしかして自信ないとか?」
取り巻きたちの目が釣り上がる。
やばい、火に油を注いじゃったみたい。
「ブスのくせに調子乗ってんじゃねぇよ」
バシッ
「ったぁ〜」
取り巻きAに叩かれた…
つか、お前らのがブスだろ…
「これに懲りたら、もう暁人くんに近づかないでね!今度はもっとひどいことするから!」
と言い残して、どこかへ行ってしまった。
いや、別に懲りてないし…
叩かれてジンジンするほっぺをさする。
ピリッとした痛みがする。
近くのトイレに入って鏡を見ると、切れてた。
最悪〜、取り巻きAの爪、魔女並みに長かったからな〜
あたしは、メイクは派手だけど、料理をするからネイルはしない。ネイルするとお米研げないし。
とりあえず、教室に戻った。
席に着く。
「おい、あ、これ、弁当箱洗って返した方がいい?」
あっくんだぁ〜♡
「あ〜、そんなん全然気にしなくていいよぉ〜♡」
あたしは、あっくんから弁当箱を受け取ると鞄にしまった。
「おい、おまえ、その傷…」
「あぁ〜、これぇ?だいじょーぶだいじょーぶ〜心配してくれるだなんて、やっぱあっくん優しい〜♡」
さっきまでイラついてた気持ちがどんどん晴れていく。
「まぁ、大丈夫ならいいけど。」
ほんとは、さっきちょっと怖かったって言うのは内緒にしとこ。