「咲へ
高校入学おめでとう。頑張ってな。」

パパ、仕事忙しいのに、わざわざ書いてくれたんだ!時計を見ると、8時少し前。よし、そろそろ出るか。

鞄の中に携帯やらポーチやら鍵やらいれて、家を出た。

あたしが今日から行く学校はここから少し遠いところにある。なんでかっていうと、あまり同じ中学出身の子がいるところに行きたくなかったから。