「もういい加減覚えたわ」
「それはお疲れ様です」
「でさ! ちょっと提案なんだけど……」
そう言って秀は私の方へ顔を近づけてきた。
ア、アップ!?
いきなりで私の顔は自分でも分かるぐらいに熱くなる。
それが秀に悟られないよう私は俯いた。
「で、何?」
「この近くに義長の墓があるらしいんだよ」
「お墓?」
「そ、それを二人で見に行かねぇか?」
ふ、ふふ、二人?!
秀のお誘いなんて天にも上る気分だ。
だけど……
「抜け出すってこと? 見つかるかもしれないじゃん」
普通の日なら喜んで飛びつくだろう。
でも流石に学校行事を抜け出すのは気が引ける。
「ほんと真面目だよな。大丈夫大丈夫誰も気づかないって」
多分小夜子は確実に気づくと思うなぁ……
でも小夜子は私が秀の事を好きなの知ってるから大丈夫?
「な? 行こうぜ」
こんなにカッコいい笑顔でお願いされたらどんな人でも許してしまうだろう。
「は、はい」
まぁ、結局イケメンの笑顔は強いということで。
「それはお疲れ様です」
「でさ! ちょっと提案なんだけど……」
そう言って秀は私の方へ顔を近づけてきた。
ア、アップ!?
いきなりで私の顔は自分でも分かるぐらいに熱くなる。
それが秀に悟られないよう私は俯いた。
「で、何?」
「この近くに義長の墓があるらしいんだよ」
「お墓?」
「そ、それを二人で見に行かねぇか?」
ふ、ふふ、二人?!
秀のお誘いなんて天にも上る気分だ。
だけど……
「抜け出すってこと? 見つかるかもしれないじゃん」
普通の日なら喜んで飛びつくだろう。
でも流石に学校行事を抜け出すのは気が引ける。
「ほんと真面目だよな。大丈夫大丈夫誰も気づかないって」
多分小夜子は確実に気づくと思うなぁ……
でも小夜子は私が秀の事を好きなの知ってるから大丈夫?
「な? 行こうぜ」
こんなにカッコいい笑顔でお願いされたらどんな人でも許してしまうだろう。
「は、はい」
まぁ、結局イケメンの笑顔は強いということで。
