「村上!」 前から私の名前を呼びながら男子が駆けてきた。 「あ、秀……」 駆けてきたのはうちの学校で一番イケメンだと言われている近藤秀(こんどう しゅう)。 秀をぼーっと見つめていると、小夜子が私の肩を軽く叩き前の方にいる女の子の方へ走っていった。 小夜子ったら…… 「おばさんみたいな顔してるぞ、村上」 「余計なお世話っ、秀こそフケたんじゃない?」 プイッとそっぽを向いた。 そんな私を見て秀は面白そうにケラケラわらっている。