命の祈り【仮】


「ふぅ。食った食った。」

「頑張って食べきったね!」
せいやはおう!と言ってわたしに笑顔を向けた。

それから私たちは夜の砂浜を散歩することにした。
昼間と違って涼しくて心地よい風が吹いていた。

今日あったことを二人思い出しながらいろんな話をした。飛行機の最悪な時間や海での楽しかったこと
さっき食べたご飯についてなどなどたくさん振り返った。

するとせいやがいきなり足を止めてわたしの前に立った。
「どうしたの?」

「あのな...えっと...」
なんだか恥ずかしそうにうつ向いた。

なんで恥ずかしそうなのかわたしにはわからなくて顔を覗きこんだ。
するとせいやがわたしの目を真っ直ぐ見つめ話始めた。