「最近ねわたしご飯が食べられなくなったの。」
「マヂか...まぁ、俺も大した変わんねぇな。
右手が麻痺しちまった。」
あぁ、わたしと同じなんだ。
それでも、せいやは毎日笑顔でキラキラしていた。
生き生きとしたせいやをみるだけで
わたしはなんだか元気を貰えてるそんな気がしていた。
病気の話は前向きに。
この間約束した。
「そういえばね、わたしこの間雑誌みてたらね沖縄の特集してたの!」
「海きれいだよな!」
「そうなの!水族館行ってみたいなぁ...」
するとせいやは考え込んだ顔をした。
「どうしたの?具合悪い?」
するとハッとした顔をして
「あのさ、沖縄いかね?」
「え!?」
衝撃的な言葉が飛んできた。
沖縄に?
え!?
