ドンッ

いったぁ…

「ごめんなさい、急いでるんで!」

誰かにぶつかった。男の子だ。わぁ、イケメン。けど、そんなことを気にしている時間ではない。マンガだとここで、運命の出会いだったりするんだろう。私は靴箱までたどり着くと、靴を履き換え、ダッシュした。