乙姫様の恋煩い

「なんで酸素ボンベなしに呼吸ができるんだ?」


それに…。


海の中なのに、水圧と浮力が働いてない。


よって、普通に歩けた。


なんだ、ここ。


情報が少なすぎる。


ちょっと手がかりを探してみるか…。


ーーーーードドドドドドドド…


「…ん?」


立ち上がって歩き出そうとすると、後ろからけたましい足音みたいな音が聞こえてきた。


振り返ると、砂埃をあげながらなにか巨大なものが近づいてきてるのが見えた。


シルエットは砂埃のせいでボヤけててよくわからない。


道の真ん中に突っ立ってたから、慌ててサンゴ礁の群れの方に移動した。


だんだん距離が近くなって…