「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!」

絶望でうずくまる俺を見て、若槻は満足そうに笑った。

「ずっとな、ウザかったんだ。

だれからも人気で、先生の人気を横取りしていくお前が。

だから、正義感が強くて1度決めたことはやり通すお前の性格を利用して、

お前の人生をめちゃくちゃにする方法をいつも考えていたよ。


...まさか、ここまでうまくいくとは考えてなかったけどね。」

俺は...俺は、若槻に利用されたのか?

あいつのバカな嫉妬のせいで?

つくづく自分がバカだと思った。

首を垂れる俺を尻目に、教室に警察が数人入ってきた。

そして、力の抜けた俺の手首に手錠をはめて____