君の星、僕の星

「どういう事?」

助手席に乗り込んだと同時に、眉間に皺を寄せた瀬戸さんが詰め寄ってくる。
会社を抜け出してきたらしい。


「どうって……メールで言った通りだよ。妊娠したかもって」

「調べてみたの?」

「まだだけど。可能性はある、と思う」


瀬戸さんは深く、深くため息を吐いてハンドルに突っ伏した。
それきり顔を上げない。

張りつめた空気にひどく緊張して、喉が乾いてきた。


「……一応聞くけど」


落としていた視線を彼へと向ける。



「俺の事試すための嘘、とかじゃないよね?」