君の星、僕の星

初めて瀬戸さんに電話をかけた時の気持ちはよく覚えていない。

気まぐれだったような気もする。
本気でもう一度会いたいと思った気もする。


再会した瀬戸さんと体の関係になるまでに時間はかからなかった。


彼の結婚指輪には最初から気付いていたし、抱かれる度に罪悪感で胸が張り裂けそうになる。


それでもどんどん惹かれていく気持ちを未だに止める事が出来ない。
愚かで汚い、底なし沼のような恋から這い上がる事が出来ない。



かといって、達也に別れを切り出すつもりもない。



美味しいところばかり食べたがる自分の最低さに吐き気がする。


好きな人をきちんと大切にするにはどうしたらいいんだろう?




いつかきっと全てが終わる。


バッドエンドに向かってひた走っている感覚は、自分の中にずっとある。