君の星、僕の星

「先生って人気ありますよね。」

「話しやすいだけじゃない?三年生となんて四つくらいしか歳違わないし」


後ろを歩きながら、広い背中を何となく見つめた。

松田先生の着ているワイシャツはいつもきちんとアイロンがかけられてパリッとしている。

自分でかけてるのかな。
それともクリーニング?


……ひょっとして彼女にやってもらうのかな。
まぁ、どうでもいいけど。


「あれ、」


松田先生はなぜか職員室を素通りしていく。


「先生、ここじゃ……」

「いいから。こっちこっち」