君の星、僕の星

「瀬戸!何でそんな端っこにいるんだよ?」

二人でたわいのない会話を続けていると上座の方から声がかかった。


「呼ばれちゃいましたね?」

「うん、」


彼は素早く紙ナプキンを取り、ボールペンで何か走り書きをしてそれを私の手に握らせた。


「もっと話したいけど。行くわ」


喧騒の輪に合流する背中を見送った後、右手をそっと開いてみる。

くしゃくしゃの紙ナプキンに書かれていたのは



『瀬戸 英俊』



彼の名前と、携帯電話の番号だった。