君の星、僕の星

「開けてみ?」


先生に促され、そっとリボンを解く。

中から現れたのはゴールドの華奢な鎖。
真ん中に魚のモチーフが揺れている。


「……だっさーい。」

「はぁ!?」

「ていうか、何で魚?あ、魚座だから?」

「そうだよ。ほら見てみ、ここに3月の誕生石が埋め込まれてるらしいよ」


先生が指さした魚の目には、明らかにイミテーションとわかる青いアクアマリンが安っぽく輝いていた。


「しょうがねーだろ、年上でも学生なんだから。おもちゃみたいなブレスレットしか買えなかったんだよ」

「だいたい、これブレスレットじゃないよ。アンクレットだよ」

「……え?何ですかそれは」

「足首に付けるやつ!アンクレットってちゃんと書いてあるじゃん」