大切な事ってなんだろう?

響『ここまでくればっ、平気だろ……』


響が少し息切れしながら言った


ここ、というのは体育館のことだ


俺がバスケしたいっていったから


だからきた


「平気か?俺はこんくらい楽勝、いっつもきたえてっから」


半分嘘で半分ほんと


体力は平気…だけどもうほとんど………


でも俺は気にせずに言った


「はやくバスケしようぜー!」


響『…いつもって……なにしてん
だよ?』


「聞いちゃうか?それ」


響『…だめなやつ?』


「いいけどよ……ぜってぇーばかにするだろ!」


響『しねーよ……多分…」


「多分かよ!」


響『ああ多分だ!」


響が親指を立ててグットのマークを作った


「きいておどろけ!」


響『わぁ〜!』


「まだいってねぇし!
ちゃんと聞け〜!!」


響『で』


俺は言った